歯を失ったあなたへ


歯の抜けた状態では、うまく話すことができない、食べ物を噛むのがたいへんなど、さまざまな悪影響が生じます。

自分の歯を健康に維持することがいちばんですが、永久歯を失ってしまったら、その部分をきちんと治療して手入れしていくことが大切です。

治療にはいろいろな方法がありますから、自分に合った治療方法を歯医者さんに十分相談して選びましょう。

 

そのまま放置しておくと…

 

  • 抜けた歯の周囲の歯が動いてします。
  • 対合する歯が浮いて弱くなる。
  • 噛む機能が低下する。
  • 発音障害 審美性(見た目)が悪い。
  • などのデメリットがあります。

現在、失った歯を補い、機能を回復する治療法は3通りあります。


治療法  インプラント 入れ歯 ブリッジ
審美性
噛む力
口内衛生 優れる(手入れ要) 不衛生になりやすい 不衛生になりやすい
耐久性 優れる(手入れ要) 不衛生になりやすい 両隣の歯に負担
健康な歯を削る なし  なし 両隣の歯を削る
違和感 なし  有り 少ない
顎骨がやせる なし  やせる やせる事がある
手術 優れる(手入れ要) なし なし
診療の種類 自由診療となります

保険診療

見映えの良いものは、

自由診療となります

保険診療

見映えの良いものは、

自由診療となります

治療期間 通常6週間~24週間程度 2週間~2ヶ月 2~3週間

インプラント

 

「インプラント治療」は歯の抜けた場所に人工の歯根(しこん)を埋め込んで、顎(あご)の骨に固定した後、人口の歯を上から装着する治療方法です。人工の歯に限りなく近い人工の歯です。 顎の骨にしっかりと固定されるインプラント治療は、ぐらついたりせず、取り外して洗う必要もないので、入れ歯などと比べてもメンテナンス面で優れています。天然の歯と変わらない感覚で噛むことができ、自然で美しい歯を手に入れることができる、それがインプラント治療なのです

 

<メリット>

  • 噛み心地が自然で、良く噛めます。
  • 失った歯の数が多くても、かみ合せの力が回復します。
  • 周りの天然歯や歯肉を痛めません、お口全体の歯が長持ちします。
  • 心理的な違和感から解放されます。 自分の歯のように見た目がきれいにできる点

 

<デメリット>

  • 手術があること
  • 健康状態・お口のご様子によってはこの治療法ができない場合がある。まずは、ご相談下さい。
  • 1本単位の価格なので、比較的費用が高額になってしまう点

入れ歯

 

<メリット>

  • 両側の歯にクラスプという止め金で取り付け、失った歯を補います。
  • 両側の歯を削らずにすみ、取り外しが自由にできてお手入れも簡単です。

 

<デメリット>

  • クラスプをかけている歯は、大きな力がかかるために早く痛みます。
  • 口を開けたときに見える止め金など、外見上にも問題があります。

ブリッジ

 

<メリット>

  • 費用をかければ見た目の仕上がりがよい。
  • 固定式のため、装着しても違和感があまりない。

 

<デメリット>

  • ブリッジを固定するために、健康な・歯を削る必要がある。
  • 発音に問題がでる場合がある。
  • 歯の抜けた部分の骨がヤセていく場合がある。
  • 口の中が不衛生になりやすい。